京都/大阪/和歌山/吉野/名古屋

旅行記

京都/大阪/和歌山/吉野/名古屋の旅

タイトルからして大雑把で不穏な旅程となっておりますが、今回は4月の上旬に大阪と名古屋に宿を取って桜見物をするというコンセプトとなっております。

なぜ大阪と名古屋かというと、京都の宿が高かったから。というか大阪と名古屋が安過ぎなんですよ。普通のビジネスホテルですが、一泊5000円以下ですからね。名古屋に至ってはじゃらんのポイントやら何やらで2000円くらいしか払っていない様な……
去年京都で泊まった宿はトップシーズンだと一泊1万円以上はします。その分クオリティも間違いなく新しくてキレイな上、温泉までついてて京都に泊まるならメチャメチャお勧めなんですが、さすがに値段が倍以上違うとなると…ね……
旅行日程は4月3日・4日・5日。移動方法は、もちろん「青春18きっぷ」をメインにお送りします。(前回の長野旅行と併せて、これで5回分使い切ります)

1日目

4月3日早朝に出発。行きの詳細な行程は省きます。前回の記事「東京⇔大阪の旅行について考える」のうち「在来線移動」でご紹介したものと全く同じで5時48分に横浜発、京都には13時43分着(乗換え5回、所要7時間55分)となります。もはや慣れたもので途中の写真など全く無いのですが、車内の雰囲気も前回の記事の写真を見れば大体判るかと。8時間、景色を見たり、心を無にしたり思い思いに過ごせば良いんです。たぶん。

京都の一つ手前山科駅で下車。何故かというと実は便利だから。
もし京都市内の移動を地下鉄&バスでしようと思っているのなら、山科駅からスタートするのも全然アリです。地下鉄の駅で地下鉄バス1日乗車券を購入して、地下鉄に乗り京都市街地へ。
今日はどうしても寄りたいところに行くんだ!

到着が14時過ぎでしたが、1時間待ちだそうです。さすが有名店と言った所でしょうか。こちらもはるばる400km以上8時間掛けて在来線で来たので1時間待ちごときで引き下がるわけにはいきませんw
そこらを散歩して時間を潰して遅い昼食にありつきました。

美味しいよぅ・・・・・・これ系の鶏濃厚系ラーメンは食べた事があったつもりでしたが、ここのは別格でした。午後スタートの京都観光で貴重な時間を、1時間以上これに費やすっていうのは何しに来たんだって感じではありますが、まあ美味しいので良しとしましょう。しかし、せっかく京都に来たので桜のひとつも見て行かないと何をしに来たのか本当に分からなくなってしまします。時刻も夕方に差し掛かりつつあります。

そこで限られた時間で立ち寄ったのがこちら。

 

バスでちょっと移動し、哲学の道を散歩する事にしました。(腹ごなしにもちょうどいい)
それでは続けて何枚か、桜の写真をお楽しみください。

 

やはり、夕方しかも薄曇りの中だとなかなか撮影条件としては厳しくなりますね…
この日はこのまま京都駅に戻ってJRで大坂(のひとつ隣の大阪環状線福島駅)へ。
今日の宿へ早々に引き上げるのでした。長時間移動はやはり疲れますからね。
(バス・地下鉄1日パスの元は取れたのか謎)

2日目

「和歌山駅」
一夜明けて、福島駅から列車に乗った私は何故かここに居ました。
来た列車が「紀州路快速」だったからしょうがない。これも何かの巡り合わせです。
これがもし「大和路快速」だったら奈良に居ただろうし、大阪環状線各駅停車だったら大阪城にでも行っていたかもしれない。『行先ルーレット大阪環状線』旅なんてそんなもんです。
ではさっそく和歌山を観光してみますか。

 

和歌山城に来てみました。天気が良いですね!空が真っ青に映って、桜が映えそうです。
そして思ったよりかなり大きいお城です。石垣なんかも大迫力。
さすが徳川御三家の一角と言った所でしょうか。

逆光だと厳しいなあ…右の写真、もうちょっと桜を明るく撮りたかったんですが、そうすると空が白飛びするし、これくらいが限界でした。

露店も出ててかなり賑やかです。さくらまつり絶賛開催中!といった趣です。
さて、適当に旅するのも良いですが忘れてはならないのは今日の宿が名古屋だという事。
ここから少しでもそっち方面に移動しないといけません。本当なら和歌山ラーメンなど味わいたいところですが、移動!

 

和歌山線もかなりのどかな感じ。「旅してる感」あって良いですよ!紀の川沿いの景色がとても綺麗です。
これで吉野口まで行き近鉄に乗り換え、上・中・下・奥の千本桜で有名な吉野へ向かいます。

 

日本最古と言われる味のあるロープウェーで山の上へ。

桜の見頃は4月中旬という事で少し早かったようですが、何枚か撮影してきました。

 

写真のお寺っぽい建物は、金峯山寺(きんぷせんじ)。開花しているのは下千本の一部って感じですね。本当なら1日掛かりで山頂の方まで登ると良いみたいですが、さすがにそんなに時間は無いのでロープウェーの駅周辺を散策して撤収します。次は是非トップシーズンを1日掛かりで見てみたいものです。
吉野からは、橿原神宮前>大和八木>近鉄名古屋のルートで、大和八木から近鉄特急を使って一気に名古屋へ。

青春18きっぷの旅も、この様に所々ショートカットするとだいぶ快適になります。これをもしJRのみで移動しようとすると、吉野口から王寺、奈良へと移動して加茂ー亀山間の関西本線で移動する必要があり、この区間は本数が少なく移動難易度は「極」に相当します。それはそれで乗り鉄的には魅力なんですが、近鉄特急との快適さ・所要時間の差が余りにも大き過ぎるので今回は楽をさせて貰います……(『環状線行先ルーレット』なんてしなきゃ時間余裕だったんですけどね)

近鉄特急の中で頂いたのが、吉野(というか五条)名物の柿の葉寿司。
これ好きなんですよね。葉っぱの香りが堪らないのです。鯖に限ります。
というわけで名古屋に到着。

いやだって、名古屋に来たら食べない訳には行かないじゃないですか。
だから柿の葉寿司は3個入りに留めておいたんですよ……
駅近くのホテルで2泊目です。

3日目

3日目は名古屋城観光からスタート。まだ朝早いので空いてます。
写真は加藤清正像ですね。奥に名古屋城も見えています。
ところで名古屋城へは一般的には地下鉄の市役所駅が最寄です。
googlemapを見て予習した結果、正門から近い浅間町駅から歩いた所エライ時間掛かったんですが、幸いにも清正像の良い写真が撮れました。何がどう影響するか判らない、それも旅の醍醐味というものです……
それでは名古屋城の写真をどうぞ。

 

 

それぞれ天守、本丸御殿、掘の写真です。今日も空が青い!
前日に見た和歌山城も大きかったですが、名古屋はそれを上回る規模。
そして御殿の金ピカっぷりがすごい。これには某エオルゼアの宝物庫もビックリ。
天守・御殿は戦争で焼けて近年の再建。天守は鉄筋コンクリート造りなのですが、御殿に関しては図面や写真が残っていた為きわめて忠実に当時の工法が再現されていて、ほぼ実物と言った完成度。(実物でも修理を重ねてテセウスの船みたいになってる事ありますしね。)

そして今回の旅最後の目的地、徳川美術館。大曽根駅下車、徒歩15分(結構歩く)
ここはさすがに館内撮影禁止なのですが、刀剣や茶器などの美術品がたくさん展示されています。
庭園もあり、そちらは撮影可能なので撮ってきました。

普段、庭園なんて歩かないのでなかなか新鮮です。
写真だと残念ながら伝わりにくいのですが、滝がとても涼しげです。
こういう場所で1日のんびり過ごすのも良いんだろうなぁ……

さあ、これにて全行程終了。帰路に就くとしましょう。
大曽根駅から名古屋駅まで中央西線で戻ります。

いやだって、名古屋に来たら食べない訳には行かないじゃないですか。(2回目)

名古屋駅を15時46分に出発して横浜は21時17分着で、所要時間は5時間31分。
この時間で移動すると、浜松-熱海間を快適な313系8000番台で移動できます(浜松17時20分発熱海行き458M列車)。これなら疲れもそんなに感じません!在来線での移動は、名古屋くらいの距離が丁度良いのかもしれませんね。

まとめ


今回の旅で春の「青春18きっぷ」を使い切りました!
全般的に宿代は相当抑えられたのですが、食費が掛かってしまいました。
まあ、グルメツアーだからしょうがないでしょう。

全体的にお城と桜にかなり寄った感じになり、今回は温泉に全くありつけませんでした……
長野旅行の時に松本のビジネスホテルで入れる予定だったのですが、急遽温泉ポンプのメンテナンスだとかで大浴場が白湯になってしまったのですよね(残念すぎる)。
次は温泉に特化してみますかね。