【緊急・注意喚起】イベント荒らしについて

久々の投稿がこのような内容となり、非常に残念です

イベント荒らしについて

ユーザーイベントに一般客を装って入り込み、暴言を吐く・演奏やステージを妨害するといった極めて悪質な行動をとる輩が2023年6月頃から確認されています。
ユーザーイベントに携わる方・参加される方が輩に出くわした際に被害を最小限に留められるよう、傾向と対策、私なりの意見をここに書き記します。

基本は運営への通報

そのような場面に出くわした場合の一次対応は運営(サポートデスク)への通報一択となります。
決して自らで解決しようとはせず粛々と行われた違反行為をサポートデスクへ通報してください。

輩の真の狙いは今のところ、ターゲットが応戦する事による論争を愉しむ事と、論争をけしかけヒートアップを誘い逆通報によりこちらにペナルティを付与させて愉しむ事、注目される事によって自己顕示欲を満たす事です。
基本的に相手の発言はすべて無視して応対せず、ブラックリスト・チャットフィルター・サウンドのミュートを活用し、可能な限り荒らしからのアクションを遮断してください。

荒らしは課金アカウントの本体と、フリートライアルキャラで行われています。フリートライアルキャラで暴言などのより汚い行動を行い、課金アカウントではテレポをトレードで妨害する・フリトラキャラとPTを組んでテレポでフリトラキャラを目的地まで運搬する、暴言に賛同して炎上を煽るなどを行って、役割を分担しているようです。

課金アカウントについても育成は進んでいない様子で、紅蓮エリアのハウジングへは自力でたどり着けない事が確認されています。「シロガネハウジングを見学したいのでテレポをください」というPT募集を立てて移動を謀ったようです。拡張エリア(紅蓮ハウジングやそれ以降のフィールド)への会場変更も一定の効果がある為、開催前であれば検討してください。

通報から実際にGMにより対処が行われるまでは相当な時間を要するようです。(3時間とも)
したがって、違反行為が行われた際にできるだけ素早く通報行動をとる事しかできません。
迅速に通報出来るよう、下記マクロもご活用ください。

/echo ■行為を受けた日時
/echo 2023/x/xx xx:xx
/echo ■行為を受けたワールド名
/echo Xxxxxxxワールド
/echo ■行為を受けたキャラクター名・ホームワールド名
/echo <me>
/echo ■相手のキャラクター名・ホームワールド名
/echo <t>
/echo ■行為を受けたエリア名・コンテンツ名
/echo <pos>
/echo ■詳細
/echo ユーザーイベントに対する妨害行為を受けました。
/echo ・チャットによる不規則発言および暴言によるユーザーイベントの妨害
/echo ・エモートやバトルアクションによるユーザーイベントの妨害
/echo 詳細につきましては当該時刻のログを参照頂き然るべき対応をお願いいたします。

何が問題なのか

FFXIV内で行われた違反行為に対しては、運営によりユーザーアカウントに対するペナルティが付与されます。いかなるペナルティが為されたかについては公表されません。
従って、一時停止処分になったアカウントは処分が明ければ復帰し、再度悪事に手を染める事が出来る状態になってしまっています。
処分は累積する為、いつかはアカウント取消(BAN)という処分に行きつくことになりますが、それがどれほどの累積で為されるかは誰にも判りません。更に言うと、アカウント取消を受けたとしても再度パッケージを購入してアカウントを偽名で新規登録する事で復帰する事が事実上可能です。残念な事に個人売買によりアカウントを不正に入手する方法もあります。
フリートライアルについてはさらに問題が根深く、無料で大量にアカウントを作成する事が出来てしまいます。

「ゲームを荒らす事を目的とした、偽りの氏名住所でのアカウント大量作成行為」はスクエニの正常な業務を妨害し、偽計業務妨害罪が成立する可能性があります
【非親告罪】3年以下の懲役または50万円以下の罰金、公訴時効3年
実際、ゲームを荒らす目的で偽名や偽の住所などで不正アカウントを大量作成してスクエニが業務を妨害されたと感じれば被害届を出して刑事事件化する事は可能でしょうが、スクエニが実際にそれをするかは全く別の問題となります。
つまり、その気になれば輩は幾らでも戻って来ることができて永久追放(下記PLLで言う所の再登録BAN)が機能しておらず、もはや刑事罰以外に実効的な追放手段が無いところが荒らし問題の根底にあるのではないでしょうか。
一般ユーザーに出来ることは違反に対するサポートへの通報のみという、受け身だけという事になります。
現在のこの問題を運営・開発がどう思っているのか5年ほど前の古い下記のPLLを除いて今のところは知る由もありませんし、フリトラ偽名登録についての言及もありませんでした。

本当に運営への通報、それしかできないのか

最終手段としては、刑事事件化があります。
暴言は侮辱罪にあたると思われ、なりすましによる金銭的被害が発生すれば詐欺罪もあり得ます。

昨今の著名人のSNS炎上自殺での事件を受け、侮辱罪は厳罰化されています。
アバター(Vtuber)の「中の人」に対する誹謗中傷は本人への名誉棄損であるとの判例も昨年8月に既に出ております(大阪地裁令和4年8月31日)。
ただし、侮辱罪で警察を動かすのは簡単ではありません。警察から「ただの喧嘩」と思われないように証拠を揃え、被害額を算出して根拠と数字を以て示す必要があるかと思われます。

暴言を浴びたことによる被害とは何でしょうか。精神的苦痛を味わったとして、それは幾らの損害が発生したのでしょうか。それを算出して示すには一般人には困難です。(弁護士などを付けることになろうかと思います)
だだし、精神的苦痛により体調に異変をきたして、会社を欠勤した(給与明細で日給が減額されたことが判る)心療内科を受診した(診断書や領収証がある)となれば話は別です。
ただ、「精神的苦痛を味わいました。」だけでは警察が動く可能性は限りなくゼロですが、金銭的損害が立証されておれば、被害届を受理し、捜査に動く可能性は一気に高まります。
<もちろん、わざと体調を崩せと言っているわけではありませんが、気分を害して眠れなくなったとか、実生活に影響が出たなら、それは立派な体調不良です。>
もしお勤めの会社に顧問弁護士、法律相談ができる部署があるならば、相談してみるのも手だと思います。

荒らしがエスカレートして、SNSやYoutube配信など、FFXIV外での荒らしによる実害発生の場合は極めて深刻になります。これらはより実生活に近く、住所の特定・個人の特定・犯罪予告などが為される恐れもあります。このような事にならない為にも、普段の情報発信にくれぐれもご注意ください。

また、そのような被害が生じた場合は躊躇せず最寄りの警察へ相談してください。

都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口一覧リンク
サイバー事案に関する相談窓口|警察庁Webサイト
総務省:「本人(中の人)とアバターの関係性」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000870336.pdf

法的手段は最終手段、運営による強力な対応が求められる

この問題は6月から発生しているにも関わらず、いまだ収束を見せていません。
つまるところ、有効な手立てが打てていない事を示すものとも受け取れ、紋切り型の軟弱対応が問題をエスカレートさせているとも言えます。
※たった1週間で4,000名分ものアカウントが永久BANってどういう状況なのでしょうか。この数字の意味って何でしょう。4,000名ですよ?ちょっと規模感が想像つかないのですが、相当数の同一人物によるアカウントが混ざってるのは明白ですよね?何故「追放された者が何度も何度も新規アカウントを作れるのか」って事には目を瞑って対応しないのでしょうか。

ユーザーイベントの開催と活況に恩恵を受けているのは他ならぬスクエニです。
今やFF14は安定・継続的に売上を計上するスクエニの屋台骨です。(決算資料
そんな屋台骨のユーザーコミュニティの治安を守る事はスクエニにとって重要な使命のはずですが、有効な手立てが打てないまま従来のスタンスを変えることなく無為に日数だけが過ぎるうちに被害者が増えて問題が大きくなっているのに、本気度が全く見えてこないのが極めて残念なところです。
FF14の売上の恩恵を受けておきながら、コミュニティの安全・安心に弱腰な対処しかしない事が果たして許されるのでしょうか。

このまま軟弱な対応が続き荒らしが収束しない場合、もはや安心して遊ぶことができません。被害を受けた一般ユーザーによる加害者の告訴など、スクエニの頭を飛び越えた動きが何処から起きてもおかしくありません。荒らしに屈してユーザーイベントの開催を控えたり、面倒にかかわりたくないとコミュニティの萎縮が起きてしまうかもしれません。
それで良いのでしょうか。

そんな事になる前に少なくとも「強力な対応・対策をする」事を示し、この問題をしっかり責任を持って運営が解決する必要があると考えます。

ゲーム内で私たちが出来る事は結局、粛々と運営に通報する事、荒らしには一切応対しない事、萎縮せず荒らしには屈しない事だけなのですから。